>>>>>>>>>プロのワンポイントアドバイス<<<<<<<<<

# 珈琲をおいしく淹れるポイント 
  
* 一番のポイントは蒸らしを充分に行うことです。「蒸らし」って豆の成分を充分に引き出すために、お湯で豆の繊維を膨張させる行程とお考え下さい。同じ珈琲豆を使っていても、挽き具合によって、細かくすれば成分がですぎ、また、粗くすればすかすかの珈琲になった。そんな経験ございませんか。珈琲を抽出するといいますが、おいしい珈琲成分を抽出するために、上質の『蒸らし』が必要なのです。さて、上質の『蒸らし』ってどうするの??
 一番ポピュラーなペーパードリップでお話をつづけます。
* カリタであれメリタであれ、サーバーに珈琲をセットします。(当然、ペーパーをセットしてです。)
* 沸騰した湯(または、保温ポットの高温の湯。低温保存の湯ではダメ。普通のマニュアルでは、書かれませんが、家庭でならこれで充分だと考えております。)をポット(湯を注ぐために使うもの。注ぎ口は細いほうが淹れやすい。急須、やかんで充分。但し、お茶などで使用したものは、においがついている場合があるので注意。)に湯を注いで10〜20秒置く。(抽出に適した温度にするため。煎りが浅いと短めの高温に、煎りが深いと長めの低温にします。)マシーン抽出だと、蒸らしが充分できないこと、また、抽出温度が高温になるため、あまりおすすめいたしません。充分に煎れていない豆(手立てで渋くなる珈琲豆)は例外ですが...
* セットした豆の中心から外にむかって渦を描くように、お湯が全体に行き渡るよう(この時点では、下に落ちない状態に出来ればベスト)注ぐ。新鮮で挽きたての豆なら上の写真のように丸みを帯びた山の状態に出来ればO.K.
* 豆が膨らみきったあと、ふくらんだ豆が割れてくると同時くらいに二回目のお湯を注いでいきます。
* 蒸らし後ですが、蒸らしで膨らみきった豆の頂点から渦巻状に派手に豆を踊らせないようゆっくり丁寧にペーパーには届かない程度になったら内側に向かってお湯を注ぎます。穴三つのカリタなら数回に分けて、穴一つのメリタなら一回で注湯します。重要『元気の無い豆の場合、泡(豆から生じるガス)がなくなりかけた時点(表面のコーヒーの粉が減りコーヒー液が見えてくる頃)でポットからサーバーを引き上げます。続けるとイヤミが残ります。』
* 抽出したコーヒーを温めるとき、ぶくぶくと過熱するとかおりは飛んでしまいます。
* 前後しますが『蒸らし』を簡単に行うには、焙煎から一ヶ月以内(悪い保存方法により湿ったものは例外)のもので挽きたての粉を使えば通常、お湯の温度とお湯を丁寧に出来るだけ細く注いでいただければ出来ます。

トップページへ